A1-12 タンパク質構造解析のためのビームタイム供給

ユニット名

構造解析ユニット

支援担当者

所属 ① 高輝度光科学研究センター
② 高エネルギー加速器研究機構 物質構造化学研究所 構造生物学研究センター
③ 大阪大学 蛋白質研究所
氏名 ① 熊坂 崇
② 松垣 直宏
③ 山下 栄樹
AMED
事業
課題名 生命科学と創薬研究に向けた相関構造解析プラットフォームによる支援と高度化
代表機関 理化学研究所 放射光科学研究センター
代表者 山本 雅貴

支援技術のキーワード

X線結晶構造解析(MX)、溶液散乱解析(BioSAXS)、放射光ビームタイム供与

支援技術の概要

生命科学の理解や創薬研究を目指してタンパク質などの生体高分子の構造解析を行なう研究者に対し、SPring-8とPhoton Factory(PF)のタンパク質X線結晶構造解析(MX)ビームライン、及び小角X線散乱(SAXS)ビームラインのビームタイムを供給する。本件の支援課題に関しては、1つの課題で横断的に放射光施設を利用できるだけでなく、課題申請時に選択することでこれらの2つの手法を両方利用することも可能である。MXにおいては、SPring-8のBL32XU・BL26・BL41XU・BL44XU・BL45XU、PFのBL-1A・BL-5A・BL-17A・AR-NW12A・AR-NE3Aのビームタイムを、SAXSでは、SPring-8のBL38B1とPFのBL-10C・BL-15A2のビームタイムを供給しビームタイムの利用支援を実施する。これらビームラインの予約はBINDSのビームタイム予約システムから行う事ができる。

支援技術の利用例

各施設、各ビームラインの特徴および担当者は次の通りである。

1. MXビームライン (SPring-8)

ビームタイムの供給以外にこれらビームラインで提供する支援については支援メニューA1-7、A1-8を参照

2. MXビームライン(KEK PF)

ビームタイムの供給以外にこれらビームラインで提供する支援については支援メニューA1-7、A1-8を参照

3. SAXSビームライン(KEK PF、SPring-8)
小角散乱ビームラインにおけるBioSAXSシステムの詳細は、支援メニューA1-11を参照のこと。エキスパートユーザーの利用に関しては、ビームラインのセッティング変更や装置の調整などを支援する。(担当: PF/KEK清水伸隆, SPring-8/JASRI 関口博史、増永啓康)


支援担当者の研究概要

JASRIと阪大 蛋白所は理研 放射光科学研究センターと連携してSPring-8のMXやSAXSビームラインの高度化・維持管理を行い、KEK 構造生物学研究センターはPFのMX・SAXSビームラインの高度化・維持管理を行っている。施設や所属は異なるものの、その垣根を越えて連携して放射光ビームタイムを研究者に提供するための体制を構築している。

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